MONGEARD MUGNERET モンジャール・ミュニュレ(1)

amz-dom-report2009-01-24


MONGEARD MUGNERET モンジャールミュニュレで出迎えてくれたのは会う度に恰幅が良くなっている当主、ヴァンサン・モンジャール氏と三女で現在ボーヌの醸造学校に通っているジャスティンさん。
ゆったりとしたテイスティングルームで2007年を樽から事前にボトルに移しておいたものからテイスティング



1.HAUT COTES DE NUITS BLANC 2007
樹齢25年。除梗100%。
オーク樽とステンレスタンクで造られ、ミネラル感と柑橘系の香りがバランス良くまとまっている。
酸は柔らかくフレッシュさと繊細さを備えたスタイルに仕上がっている。

2.HAUT COTES DE NUITS PRIERE BLANC 2007
オーク樽。樹齢35年。除梗100%。
明日ぐらいにボトリングを予定しているそうで、まだ若干ガスが感じられる。SO2とガスの味がまだするが、出荷前にはとても良いワインになるだろうと彼は語った。樽熟しているのでオークのニュアンスと白い花とラムネのような清涼感のある懐かしい香りが印象的。

3.MARSANNAY CLOS DU ROI BLANC 2007
大樽。樹齢40年。除梗100%。
ファーストリリースのワイン。樹齢40年、粘度石灰の土壌を41a購入してリリースされることとなった。これも樽熟されており肉厚でありながら酸度もきっちりとあるバランスのとれたスタイルになっている。

4.BOURGOGNE PASSETOUTGRAINS LE LIBERTIN 2007
2年樽。樹齢25〜35年。除梗100%。
通常の手のラベルのパストゥグランとは異なる畑から造られる特別キュヴェ。ル・リベルタンはフラジェ・エシェゾー村の葡萄から造られる。通常のものはヴォーヌ・ロマネ村からだそうだ。彼が言うにはリベルタンの方がコクがあるスタイルに仕上がるらしい。土壌を表現する為に一畝毎にピノ・ノワールとガメイを植え、一緒に収穫する。飲みやすくカジュアルなスタイルを基本としており、肩の力を抜いてリラックスして楽しんで欲しいと彼は語った。

5.BOURGOGNE ROUGE 2007
2年樽。樹齢28〜55年。除梗100%。
香りがとても華やかでその香りのイメージそのままに熟した果実が口に広がる。ブルゴーニュのお手本と言うべきか。とても丁寧に造られていることが分かる。

6.HAUT COTES DE NUITS ROUGE CAPLICE 2007
これもファーストリリースのワイン。カプリスとはわがままの意味を持つそうで、決してわがままには見えない彼の素晴らしい奥さんが名付けたそうだ。ラベルも少し変わったモダンなデザインを採用している。ワインも女も少しわがままな方がいいのよと奥さんは笑って答えてくれた。